
桜子より〜心のコンパス〜

このブログでは、日々の鑑定を通して感じたことや、相談者の方々から届いたリアルな声をもとに、愛に悩む全ての方へ向けたメッセージを綴っていきます。タロットやホロスコープを通して見えて来る、魂の学びや恋の流れ、そしてご自身の心との向き合い方についても、わかりやすくお伝えしていきます。
読むだけで、少し前を向けるような、そんな優しい灯をともすプログにしていきたいと思っています。
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記事一覧

こんにちは。桜子です。
吐く息が白くなり、指先から少しずつ冬の気配が深まってきた今日この頃ですね。
クリスマスの聖なる夜とは裏腹に、夜中にふと目覚めて、なぜか心がざわざわと動きはじめる。そんな経験はありませんか?今日は「一人になると、どうしてこんなにも考えすぎてしまうのか」そんな心の不思議を、カウンセラーの視点からやさしく、紐解いてみたいと思います。
「あのとき、あんなふうに言わなければよかった」
「あの人の態度は、もしかして私のことをもう大事に思っていないのかも」
気がつけば、小さな不安がいつの間にか大きくなっていて、胸の奥をぎゅっとつかまれるような感覚。
この感覚は、夜に自分のお部屋に一人でいる時、突然、動き始めるのです。
昼間は、意識が外の世界に向いています。仕事や会話、スマートフォンから入ってくる情報たち。私たちは無意識のうちに、たくさんの音や動きに囲まれながら、今を生きています。
けれど、夜の静けさは、そうした刺激を一つひとつ消し去り、心の底に沈んでいた感情をふわりと浮かび上がらせくるのです。それは、まるで波ひとつない水面に、小さな雫がぽつんと落ちるように。その波紋はどんどん広がっていきます。でもそれは、いつの間にか、静かに消えていきます。
「考えすぎてしまう自分」を責める必要はありません。それはあなたの心が、あなた自身を守ろうとして働いている証でもあります。過去を思い出して反省したり、未来のことを心配したりするのは、備えようとするあなたの優しさであり、繊細さのあらわれです。
でも、身体が少し疲れていたり、心に余白がなくなっていたりすると、この守る力が過剰に働いてしまい、思考の迷路から抜け出せなくなってしまうことがあるんですね。そんなときに無理やり「考えるのをやめよう」とすると、かえって苦しくなってしまうこともあります。
そんな時は、そっと心に語りかけるようにしてみてください。
「自分は今、また同じことをぐるぐる考えてるのかな」
「そうか、それだけ私は、この出来事や人を大切に思っていたんだ」
こんなふうに、思考をやめるのではなく、今の気持ちをそっと見つめてあげること。否定も評価もしない。ただ、やさしく見つめること。すると、心の中の波が、少しずつゆるやかになっていく感覚になります。この状態は、内側で起きていた「ひとり反省会」が、やがて「ひとり対話」へと形を変える瞬間でもあります。
ひとりの時間は、決して悪いものではありません。それは、自分の本音に耳を澄ませるための大切な時間です。けれど、もし、その「一人反省会」が孤独に変わり、胸がシーンとするような冷たい夜を迎えたときは、どうかその思いを、寄り添ってくれる誰かに打ち明けてください。言葉にするだけで、感情は少しずつ外に出て、心が軽くなります。
考えすぎてしまうあなたは、ほんとうはとても思慮深く、そして、自分の内側を誠実に見つめようとする人です。なので、その優しさに、心が疲れてしまう日もあるのです。
静かな夜に、心の声がざわめくとき。その声を消そうとせずに、ただ、耳をすませてあげてください。耳をすませることができるということは、あなたがあなた自身を大切にしているということ。そしてその行為そのものが、心にそっと寄り添う癒しなのです。
今日も、最後まで読んでくださりありがとうございます。
考えすぎてしまうあなたの心が、少しでもやわらいでいきますように。
そして、今日という日が、あなたにとって、やさしく穏やかな一日でありますように。
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こんにちは。桜子です。
年の瀬の空気が、静かに深まってまいりました。あわただしい日々のなかにも、ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。静かに重なる日々の終わりに、今年という季節の息づかいを感じる今日この頃です。
かつては毎日のように話していた人。一緒にいるのが当たり前だった人。心の奥まで通じ合っていたと思っていた人。それなのに、ある日ふと気づくのです。「もう、あの人と話すことがないかもしれない」と。それは、とても、さみしいことのようにも感じますが、実はとても自然で、やさしい「魂のリズム」なのかもしれません。
でも、不思議ですよね。誰と出会い、誰と離れ、誰が心に残るのか。それはまるで、自分で選んでいるようでいて、どこか見えない手のひらに導かれているような感覚すらあります。
「ご縁」とは、偶然の顔をしてやってくる小さな奇跡。そしてときに、静かに終わりを迎えることもある。その一つひとつに、きっと意味があるのだと思うのです。今回はそんな、ご縁の不思議と優しさについて、ほんの少し、綴ってみたいと思います。
人とのつながりには、それぞれ意味と役割があります。
笑顔をくれた人、学びをくれた人、涙を流させた人。そのどれもが、私たちの魂を育ててくれる存在です。でも、すべてのご縁が「永遠である」と捉える必要はありません。役割を終えたご縁は、そっとその場から離れていく。まるで、季節が移ろうように。花が咲いて、やがて土に還るように。それは決して、「縁が壊れた」のではなく「ご縁の賞味期限が過ぎただけ」なのです。
だれかと疎遠になってしまったとき。「もしかして自分が冷たく放してしまったのでは」と、自分のことを責めたくなることがあります。けれど、ご縁の変化はいつも「両方の魂」が選んでいるもの。片方だけが変わったのではなく、お互いのタイミングが自然とずれていっただけなのです。気にすることはありません。
本当の意味での「ご縁」とは、繋がり続けることではなく、「必要な時に、お互いどれだけ響き合えたか」ということです。
だから、過去に一時でも、一瞬でも、心を重ねて響きあったことがあるのなら、その関係はそれだけで十分に「愛」だったと、私は思うのです。
ひとつのご縁が終わるとき、そこにぽっかりと空いたスペースは、新しいご縁がやってくるための「余白」になります。「終わった」と感じるご縁を無理に引き留めようとすると、そのスペースが埋まってしまい、新しい光が入ってこられなくなります。
なので、もし今のあなたが、しっくりこない関係のご縁の中にいるのであれば、やさしく手放してあげてもいいのです。ありがとうと心の中でつぶやいて、静かに見送ることもまた、愛のかたち。
かつて必要だったご縁が、今はしっくりこない。それは、あなたが成長したということ。波動が変われば、響き合う存在も変わっていきます。それは自然なことであり、避けられない流れでもあるのです。なので、ご縁が離れていくことを「終わり」と捉えるのではなく、「一つの季節が終わり、新しい扉が開くサイン」と受け取ってみてください。
変わりゆくご縁の中で、あなたの魂は、静かに新しい光を迎える準備をしているのです。その変化を、どうか恐れずに。そして、あなた自身とのご縁は、どうか最後まで大切になさってくださいね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
あなたに必要なご縁が、必要なときに、やさしく結ばれていきますように。
あなたの魂が、本当に響き合えるご縁と、静かにめぐり逢えますように。
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こんばんは、桜子です。
今年も、いよいよ師走の風が冷たく感じる今日この頃です。季節の節目とともに、心の奥にも小さな変化が訪れる時期でもありますね。
鑑定の中で、12月に特に多い「別れ」に関するご相談。
今日は、選ばれなかったと感じてしまう「別れ」の中に、実はそっと用意されている「次の扉」について、綴ってみたいと思います。
恋が終わったとき、人はつい、自分に問いかけてしまいます。
「私が足りなかったのかな」
「もっと何かできたのかな」
「選ばれなかった私は、価値がないのかな」
でも、長い人生の中で魂の視点から見ると、実はその様子は、少し違う景色に映っています。
ご縁がほどけるとき、別れを告げられたとき実はそれは、「拒まれた」のではなく、星の配置が変わっただけのことが多いのです。
同じ場所に立ったままでは、もう学べないことがあるとき、魂はそっと次の扉を用意します。その扉の向こうは今はまだ暗くて、先が見えなくて、少し怖いかもしれません。その向こうがどうなっているのか、確かめたくて不安でいっぱいになる。だから心が揺れるのです。
鑑定をしていると、「終わった恋」の奥に、必ずと言っていいほど「次の自分」の気配が視えています。もっと大切にされる自分。もっと自然体で笑っている自分。無理をしない愛を知っている自分。これが、扉が開かれた先にいる、「あなたの姿」なのです。
でも人は、知らない幸せより、知っている痛みを選びたくなるもの。だから別れは、こんなにも胸を締めつけるのですね。
もし今、あなたが、選ばれなかったように感じているなら、どうか、この話を思い出してください。
「あなたの魂は、ずっと低い席に座る存在ではありません。ただ、いま、まさに席を移る時間が来ただけ。それは降ろされたのではなく、次の扉の向こう側にいるあなたに呼ばれたのです」
扉の前で立ち止まっている今のあなたは、まだ何も証明できなくていい。涙が出ても、迷っても、前を向けなくてもいい。あなたの魂はちゃんと知っています。あなたが向かう場所をちゃんと用意してくれています。そしてある日、ふと、それに気づかされるのです。「あの別れがなかったら、私は、この景色には辿り着けなかった」と。
「選ばれなかったのではありません。あなたは、次の扉に呼ばれただけ」
心がそのことを思い出すまで、どうか、自分を責めずにいてくださいね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
あなたの心が、ほんの少しでも軽くなりますように
あなたの前にある扉が、静かに、でも確かに開かれていきますように。
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こんにちは。桜子です。
冬の夜空。張りつめた静けさが星座たちを包みこむような今日この頃です。
さっき会ったばかりなのに、離れると浮かび上がる彼の顔。
誰かを「好きだ」と思う気持ちが、いつの間にか「離れたくない」「失いたくない」という不安に変わっていくそんな経験はありませんか?この心の変化は、とても自然で、そしてとても人間らしいものなのですが。ご相談者様の声。「あの人がいないと、自分が壊れてしまいそうで怖い」「傍にいないと不安で仕方ない」鑑定の中では、このような相談が寄せられます。実は、この一言の中に、「好き」が「執着」へと変わっていく仕組みが、そっと隠れているのです。
心理学では、執着とは「愛着不安」の表れとされます。特に幼少期に安心して甘えることや、無条件に愛される経験が乏しかった場合、人は「愛されること=存在価値」と結びつけてしまう傾向があります。そのため、恋愛関係においても、相手の言葉や態度が「自分をどう思っているか」に直結してしまい、安心よりも不安が強くなるのです。
好き=それは、相手に何かを与えたい気持ち
執着=それは、相手から何かを奪って安心したい気持ち
まず、この違いに気づくことが、ご自分の心を整えるための第一歩になります。
執着は、「選べる自由」を見失った心の状態でもあります。なぜその人でなければならないのか。
その問いを丁寧に紐解いていくと実は、相手の人格よりも、その人といる時だけ安心できる自分に
依存しているケースが多いのです。
つまり、「その人のことが好き」というよりも「その人といる時の自分が好き」だったり「その人にしか認めてもらえない自分がいる」だったりします。恋する心は複雑ですね。
でも本当は、もっとシンプルに考えてみましょう。
あなたの価値は、誰かの目を通して決まるものではありません。あなたの「存在そのもの」が、もうすでに
十分に愛される価値を持っているということ。そこにある「執着」は自分の存在価値を、ただ相手の反応に預けてしまっている状態であるということ。
執着を手放すのは、愛をやめることではありません。それはむしろ、「自分を信じる力」を取り戻していく過程です。あなたが誰かを深く想ったこと。苦しみの中で愛し続けた日々。決して間違いでも、無駄でもありません。
ただ、「執着」を手放したとき「誰かに愛されて安心する自分」ではなく「自分を大切にできる自分」として、新しい愛の形を選んでいくことができるのです。「好き」と「執着」の境目。そこには、あなたの過去の記憶と、これからの生き方が静かに交差しています。
その境目には、あなたがまだ自分でも気づいていない「ほんとうの願い」が、そっと眠っています。どうか焦らずに、ご自身でその願いに気づき、寄り添ってあげて欲しいと思います。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
今日のあなたが、自分の心と手を取り合えますように。
今日のあなたが、自分にそっと優しくなれますように。
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こんにちは。桜子です。
空気が澄み渡り、空がどこまでも高くなる今日この頃。
夜中に突然地震が来たりして心がざわつく年の瀬となりました。
いつも桜子のブログは、ややこしくて重いテーマが多いので、今日は少しキャッチーで楽しい話題にしてみたいと思います。
テーマは「癖を読む心の視点」です。一言で言うと好きな人、気になる人の本音を暴く、噓を見抜く方法をメンタリストように語ってみたいと思います。
本音や嘘。それは言葉よりも、実は身体が先に語ってしまうことが多いのです。
たとえば、好きな人が、あなたの目をまっすぐ見ずに、鼻の下や鼻先にふと手をやるとき。それは心のどこかに、言えない気持ちや照れが隠れているサインかもしれません。
ほんの小さな嘘を守ろうとするとき、人は無意識にその場所を触れてしまうのです。それは交感神経が動いて、かゆみのような感覚が生まれることもあるからです。
また、喉や首元に手をやるのは、「言いたいのに言えない」思いを抱えているときによく見られます。
自分の声に少し自信がないとき、その「音」の出口である喉に、そっと手が伸びてしまうのです。
耳や髪をいじる仕草もまた、心の動きのあらわれです。それは、自分を落ち着かせるための「おまじない」のような動作。ときにそれは、好意を寄せる相手の前で、不安をやわらげようとする内なる動きとして現れます。
手を強く握る人は、怒りや不安を、内側でぎゅっと抑えていることがあります。本音を飲み込むとき、私たちは無意識に身体を締めつけるのです。
それから、足元に意識を向けてみてください。彼の足先があなたではなく、部屋の出口のほうを向いていたら、それは心理的に、その場から離れたいという気持ちが、身体に先回りしてあらわれているのかもしれません。
そして、笑っているのに、目がどこか笑っていないとき。その笑顔の奥にあるのは、場を保とうとする防衛の反応。本音を見せることへの恐れや、過去に触れてほしくない痛みを抱えていることもあります。
話している途中で、急に話題を変えたり、質問に対してやけに早口になったりするときも、それは「核心」に触れたサインです。あるいは、考える間もなく答えが出てくるなら、それは用意された言葉かもしれません。
でも、こうした反応を「嘘だ」と断じてしまう前に、ぜひその奥にある感情に、耳を澄ませてみてください。
本当のことを言えないのは、あなたを失いたくないという想いかもしれません。ついた嘘の下には、まだ整わない本音や、伝えきれない優しさがあることもあるのです。
問いつめるのではなく、気づくこと。責めるのではなく、感じること。
それが、関係を壊さずに真実にふれる、いちばん静かな近道かもしれませんね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
今日のあなたが、言葉の奥にある揺らぎを、やさしく見つめられますように。
そして、あなた自身の内側にも、あたたかな光が差しますように。
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朝の空気に静けさが濃くなってきた今日この頃。すぐそこに、冬の入り口が見えますね。
季節が切り替わるこの時期には、会えなくなったあの人の顔が胸の奥に浮かび上がってきたりします。
いつからか連絡が来なくなった。既読もつかないライン。
一度は笑い合ったその人が、まるで世界のどこにもいないように感じるとき
それは、恋の終わりでしょうか。
それとも何か見えないものが動いているのでしょうか。
年末に近づくほど、魂は静かな問いを投げかけます。
12月の夜空では、星の流れは今、過去と向き合う配置にあり、水星や金星が記憶と感情を呼び起こしやすい位置にいます。年末という時間の節目も重なり「連絡が途絶えたあの人」が何度も心に現れるというご相談も増えてまいります。
40代女性の相談者様。
「もう忘れたと思っていたのに、あの人の名前を見るたびに胸が締めつけられます」
「どうして私は返事も来ない相手にまだ心を残しているのでしょうか」
そこには「音信不通という現象を起こす魂」が存在しています。
私たちは、日頃、言葉を交わすことでつながっていると思いがちですが、実は、魂と魂の関係性は必ずしも言葉で成立しているわけではありません。ときに、ご縁が深ければ深いほど、いったん距離が空くこともあります。それは、試されているからではなく「互いの魂がそれぞれの学びを優先しているとき」に起こる一つの現象です。
「物理的なつながりが断たれる」という状況の中でしか学べない「魂のテーマ」があるのです。
つまり「連絡が来ない」という状態には、外からは見えない魂同士の静かな契約が隠されていることもあるのです。
それは終わりを告げる沈黙ではなく、互いが成長したあとで、もう一度つながるための「間」と捉えてください。お互いの魂が次の章へと向かうために、今は一度、手を放す必要があったのかもしれません。
私がこれまで数多くのご縁を見てきた中で感じるのは、
「本当にご縁がある人は必要なときに必要な形で再び巡ってくる」ということです。
再会の形はさまざまです。実際にまた連絡が来ることもあれば、夢の中で和解することもあります。あるいは相手は戻らないけれど、あなたの心がその人を完全に受けいれ、そして静かに手放すことで魂の契約が完了する場合もあります。
その人を忘れられないのは、未練ではなくあなたが誰かを深く愛した証です。そして今も尚、その人が心にいるのは、あなたの魂が「愛するということ」を体現し、実感してきたという証拠なのだと感じます。
なぜいつまでも、その人を想いだすのかというと、それはあなたが未熟だからでも、忘れられない執着があるからでもありません。
それは「魂の扉がもう一度だけその人と向き合いたい」と願っているサインです。そして、それに気づいたとき、そのご縁は「執着」から「感謝」へと変わっていくのです。
会えないけど、どうしても忘れられない人に想いを馳せる夜は、星に願いを込めてみてください。
もう一度話せますように。また出会えますように。
そして、私の心が穏やかに、その「執着」を手放せますように。
その願いは誰かに届くためだけのものではありません。それは、あなたの心が、あなた自身と結ばれるための祈りです。しっかりと、前を向くために、ここで少し荷物を軽くする祈りです。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
あなたのその想いが見えない星の道をたどって、必要なかたちでいつかあたたかく還ってきますように。
今日のあなたが、自分の心と静かに手をつなげますように。
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夜明けの風が肌を刺すように冷たくなりました。
街にはイルミネーションが灯り始めましたね。
誰かと寄り添うあたたかさが恋しくなる季節。
それと同時に、ふたりの「未来」を見つめたくなる時期でもあるようです。
「彼は、私とちゃんと向き合う気があるのでしょうか?」
先日の鑑定より、30代女性のご相談様のつぶやき。彼の本気度が知りたいと相談を受けました。
交際を重ねて、ある程度の時間が経っていても。一緒にいる安心感はあっても。
ふとした瞬間に、「このままで大丈夫なのかな」と不安が頭をよぎることがあります。
将来の話を避ける彼。
結婚という言葉を出すと空気が変わる。
優しさはあるのに、覚悟が見えない。
「好き」と言ってくれるのに、どこか他人行儀。
私に対する「本気度」が見えない。
そんなふうに、「今、ココ」はあっても「その先」が見えない恋に、誰もが、心の奥で戸惑いを抱えるものです。
鑑定では、よく「彼の気持ちを知りたい」と尋ねられます。
けれどその前に、そっとお聞きしたくなる時があります。
「あなたは、その人といる未来に向かって、ほんとうに歩きたいですか?」
それとも、「愛されている今に、留まっていたいですか?」
将来の不安が強くなるとき、それは彼の問題だけではなく、「私が私の本音にまだ追いつけていないサイン」であることも多いのです。
「本気」という言葉は、少し厄介な言葉です。
本気で好きなら、将来を考えてくれるはず。本気で向き合っているなら、態度に出るはず。
でも、相手の「本気」を問う前に、自分の「本気」をちゃんと見つめているかどうかが、
恋の行き先を左右に分けていくのだと感じています。
しかし、ときには、「愛されていること」を自分で確認し続けることに、心が疲れてしまうこともありますよね。
でもその疲れの正体は、あなたの弱さではなく、「私は、ただの安心などいらない。信頼できる未来がほしい」という魂からの切なる声なのかもしれません。
彼の言葉より、態度よりも先に、あなた自身が、あなたの望みにYESと言ってあげること。
それが、未来の扉を開くはじめの一歩になるのだと思います。
たとえば、今あなたが、今までと同じ関係が続いていくことに、嬉しさと同時に、寂しさを感じているのなら。それはもう、あなたの魂が「変化の予感」に目を開き始めている証です。
選ぶのは、あなた。
幸せに責任を持つのも、あなた。
そして、未来を信じる力を宿しているのも、また、あなたなのです。
「あなたの人生の主役は誰ですか?」
今日もまた、最後まで読んでくださりありがとうごさいました。
今日のあなたが、自分の声を決して小さく扱いませんように。聞こえないふりをしませんように。
そして、望む未来に、まっすぐに手を伸ばせますように。
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こんにちは、桜子です。
秋が深まる今日この頃。街を歩く恋人たちの背中を見つめながら、
ふと「わたしにも、運命の人はいるのだろうか」と思う瞬間、ありませんか?
それは誰かと比べて一人でいるのが寂しいという気持ちとは違う感覚。
自分自身に問いかけるようなセンチメンタルな感覚。
そもそも、「運命」とはなんでしょうか。
赤い糸のように最初から決められているものなのか、
それとも、私たち自身が「そうだった」と後から意味づけていくものなのでしょうか。
「運命の人」 誰しも、良く耳にするこのフレーズ。
どこか懐かしくて、どこか切ないこの言葉は、
ただの恋人以上の何かを私たちに感じさせる不思議な言葉です。
誰かと出逢ったとき、なぜか懐かしい気持ちがしたり、
初めて会ったのに、昔から知っていたような親しさを覚えることがあります。
それはスピリチュアルでいう「魂の記憶」かもしれません。
前世でも深い縁のあった相手と、この人生で再び巡り合うという感覚。
そのような縁を持つ相手を「ツインレイ」や「ソウルメイト」と呼ぶこともあります。
けれど、すべてのご縁が「楽で幸せ」なものとは限りません。
むしろ、運命のように強く惹かれる相手ほど、
心がかき乱されたり、うまくいかないことに傷ついたりするものです。
なぜなら、運命の相手とは「心の奥を見せ合う関係」だからです。
その関係の中で、わたしたちは無意識のうちに
自分の弱さや過去の傷、今まで隠してきた自分の感情と向き合わされることになります。
心理学では、こうした現象を「投影」といいます。ミラーリングのことです。
私たちは相手の中に、自分自身の未解決な感情や理想、恐れを映し出してしまうのです。
つまり、「この人こそが運命だ」と感じる相手ほど、
それはあなたが今、深く学びを必要としているテーマを運んできてくれた唯一の存在なのかもしれません。
タロットカード「運命の輪」という一枚があります。
このカードが示すのは、偶然や奇跡というよりも、
「今、この瞬間に出逢うことの意味」「タイミングを見極める直感」「自分の成長とともに変化する人間関係」そんな流れの中にある「魂の気づき」を示唆しています。
誰かと出逢った時、それが一瞬で終わる関係であっても、長く続く関係になっても、
その時、あなたの心が動いたなら、その出逢いはあなたに何かを届けに来た「魂からのメッセージ」なのだと思います。
もしかしたら、「運命の人」は「この人だけ」という一人の存在ではなく、
人生の節目に、あなたを成長させてくれたすべての出逢いが、
それぞれの形で「運命の人」だったのかもしれません。
あなたにとっての運命の人は、もしかしたら、今、出逢っているのかもしれませんね。
あるいはこれから、思いがけないタイミングで、静かに現れるのかもしれません。
そのどちらでも、かまわないのです。
大切なのは運命の人に出逢ったときに、あなたの心が「愛する準備」を整えているかどうか。
自分自身が「運命」を受け取る準備ができているかどうかだと思います。
今日もここに来てくださって、ありがとうございます。
あなたの運命の旅はもうすでに始まっていますよ。
出逢った人は すべてが運命の人です。そして今日もまた「運命の人」に出逢えますように。
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こんにちは、桜子です。
北風に木の葉が舞い、朝晩の寒さに、いよいよ冬の訪れを感じる今日この頃ですね。
日頃、ご相談者様からたくさんのお話を聞き、同じような悩み、同じような想い、同じような不安を抱え、皆様、日々過ごされているということ。恋愛に悩む人達の背景には、何か共通点があるのではと感じています。
今回は「引き寄せがうまくいかない人に共通するものは」というテーマで、鑑定士の視点から深読みしてみました。
「引き寄せ」がうまくいかないのはなぜなのでしょう?
「強く願っているのに叶わない」「望んでいるのに現実が動かない」そんなお悩みを抱える方が多いです。
引き寄せがうまくいかない背景には、無意識のブロックや宇宙のタイミング、そしてホロスコープに表れる「魂のテーマ」が関係しているのではないかと感じます。
星座別に見る「引き寄せのブレーキ」とは何でしょうか。
星座にはそれぞれ、引き寄せの得意や不得意があります。いくつかの例を挙げてみました。
牡羊座の人。願う前に行動してしまい、焦りで現実を動かそうとする傾向があります。宇宙の流れを信じて「待つ勇気」も大切にしてくださいね。
蟹座の人。過去の傷を引きずりやすく、「どうせ叶わない」という思考が働いてはいませんか?まず安心感を先に自分に与えてあげましょう。
天秤座の人。「他人の視線」を気にしすぎです。本当に欲しいものが曖昧になっていませんか?自分の心の声をまず優先することが鍵ですよ。
山羊座の人。現実主義ゆえに「こんな夢は無理だ」と内心でブレーキをかけがちではないですか?望む未来に対してまず自分に許可を出すことが第一歩ですよ。
また、他にも惑星の影響なども注意したいですね。
特に引き寄せに関係しやすいのは、金星(愛と引力)と海王星(願望と夢)、そして木星(拡大と引き寄せ)です。たとえば、金星が逆行中は恋愛の願望がかえって見直されるタイミングです。海王星が過剰に作用しているときは「理想ばかりで現実が見えなくなる」ことなどです。
また、出生ホロスコープで木星がハードアスペクトを持っている場合、「引き寄せすぎて苦しむ」または「拡大したくても進めない」といった傾向が出やすくなることもあります。
そして、なんといっても 「共通する心のブレーキ」とは何でしょうか?
まずは、願っているようで「信じていない」。受け取る準備が整っていない。現実と感情の不一致(表向きはポジティブでも、内面は否定している)。このような「内と外のズレ」が引き寄せを止めていることが多いのではないかと思います。 ではどうしたらよいでしょう。
鑑定士視点で言うと、まず、星の流れと共鳴しましょう。
星は常に動いています。だからこそ、「いまは叶えるタイミングか」「準備のときか」をホロスコープで読むことがとても大切だと感じます。
月のサイクル(新月や満月)や金星や木星の動きを意識して、星の流れと自分の心を一致させることで、現実は少しずつ動き始めると信じることです。
最後に、引き寄せとは「願えば叶う魔法」ではなく、「今の自分と未来の理想を一致させる練習」だと私は思っています。星の声を聞きながら、自分の本当の願いを思い出し、内なる世界を整えていきましょうね。
あなたの願いが、星と共鳴しながら現実になっていくことを、今日もあなたと同じ夜空を見ながら、心から願っています。
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こんにちは、桜子です。
秋も深まり、夜が長く感じられるようになりましたね。
こうした静けさの中では、自分の内側にある感情がふと溢れ出す日もあるのではないでしょうか。
今日は、私が鑑定の現場でよく使う言葉「自分軸」について、そっと心を整えるお話をしていきたいと思います。
「自分軸」とは、なんでしょうか。
それは、他人や状況によって自分の気持ちや価値を左右されず、自分の感情を丁寧に受け止める土台のようなものです。
日々の生活の中で、こんなふうに感じることはありませんか。
「彼のLINEの返信が遅いだけで、一日中落ち着かなくなる」
「周りが結婚していくと、自分が取り残されたような気がしてしまう」
「本当は疲れているのに、誘いを断るのが怖くて無理をしてしまう」
こうした小さなことの積み重ねが、自分軸のぶれを感じ始めるサインなのかもしれません。
でも、この感覚は決してネガティブなことではなく、むしろ誰にでも起こる自然な心の揺れです。
そして、自分軸がぶれているときほど、外側での出来事が、いつもと違って心に強く影響することが多くなります。
いつもの自分ではありえないような考え方や行動をしてしまうこともあります。
では、「自分軸に戻る」には、どうしたらよいのでしょう。
まず、自分の感じていることや望んでいることを、
他人の意見や評価よりも最優先して大切にするということです。
それは、思っているよりずっと優しく始められます。
たとえば、誰かの期待に応えようとしすぎて無理をしていたり、
恋人の反応ひとつで一喜一憂して疲れてしまっていたりするとき、
心は「他人軸」に傾いています。
「自分軸に戻る」とは、そうした外側の揺れから少し距離を置いて、
「私はどうしたいのか」「何が心地よいのか」
という「自分の声」をもう一度感じ直してあげること。
それは決してわがままではなく、
自分を大切にするという、静かでやさしい選択です。
軸がある人は強く見えるかもしれませんが、
本当は「揺れながらも自分に戻る力」がある人のこと。
タロットで言えば、『女教皇』のカードがその象徴。
外に答えを求めるのではなく、自分の内側の真実を見つめようとするその姿に、
軸を取り戻すヒントが隠されています。
また、ホロスコープで、その人の月の位置を見ると、その人が安心を感じる心の拠り所の場所を教えてくれます。
人は月の満ち欠けのように日々揺れながら、それでも常に芯に戻ろうとしています。
自分軸を取り戻すために、完璧である必要はありません。
「今の私はちょっと人に合わせすぎているかもしれない」
「本当は、あの言葉に少し傷ついていたかも」
そんなふうに、今の自分の気持ちを、まず一番に自分が認めてあげることが、いちばんの癒しになるのです。
愛することも、誰かに尽くすことも素晴らしいこと。
けれど、その前に「自分は自分をどう扱っているか」「自分軸はどこにあるのか」に、少し目を向けてみてくださいね。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
自分軸は、たとえ見失っても、意識することで何度でも取り戻すことができます。
そのたびにあなたは、少しずつ優しく、しなやかになっていくはずです。
この小さなページが、誰にも言えない気持ちを抱えているあなたの心に、
そっと寄り添うひとときとなりますように。次回もまた、静かな場所でお会いしましょう。
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