何かとストレスを感じることの多い社会です。「リラックスしたい」「癒されたい」って思う方も多いでしょう。脳科学の研究では、リラックスしたときに出るアルファ波が、癒やし効果をもたらすことはよく知られています。でも、アルファ波よりもさらに周波数が低いシータ（θ）波の方が、より癒し効果があるそうです。今回は、このシータ波の出し方について見ていきましょう。

シータ波はウトウトした睡眠時に出る脳波で、軽睡眠（レム睡眠）時や、深い瞑想時などに表れます。ただ、覚醒した状態のままでも発生することも研究で分かってきました。このシータ波を応用した「シータヒーリング」は、潜在意識にアクセスして願望を叶えるという新しいセラピーの一種で、脳神経外科の医療分野でも導入している医師がいます。シータヒーリングでは自分の意思で脳波をシータ波に切り替えて、覚醒した状態で患者の問題解決のサポートを行うそうです。また、シータ波は集中力ややる気と相互関係にあり、人生を成功に導く鍵になるそうです。

どうすればシータ波を発生させられるかというと、よく知られているのは瞑想ですが、それだけではなく「運動をしているとき」「好きなことを学んでいるとき」にも発生します。自分ではシータ波が出ているかは判別しにくいと思いますが、ぜひ試してみてください。