コラム

2021/4/8(木)

ネイルアートの意味

オシャレの一環として、ネイルアートにこだわっている方も多いと思います。でも、ひと昔前は今ほどカラフルでバリュエーションの豊富なネイル文化はありませんでしたよね。そもそも、ネイルアートの文化はいつ頃から始まったのでしょうか? 今回は、ネイルアートのルーツをご紹介します。

もともと爪に色を施すのには、呪術的な意味がありました。その起源は古代エジプト時代(紀元前3000年以前)にまで遡り、爪を染色したミイラが発見されています。当時は色を塗るのではなく、ヘナという植物の赤い汁で染色していたそうです。
古代人は、太陽や血を連想させる赤を神聖な色と考えていたので、悪霊を寄せ付けないよう爪に赤色を施したとされています。
日本では卑弥呼の時代から、やはり呪術的な意味合いで爪を染色し始め、女性が身だしなみとして爪を染めるようになったのは、平安時代になってからのこと。
これは爪紅(つまくれない)と呼ばれ、高貴な身分の象徴でもありました。その後、明治時代の身分が高い日本人男性が、イギリス紳士が爪を磨くのを手本にして爪の手入れをするようになり、一般女性も社会進出するようになると、マナーとしてのネイル文化が浸透していきます。
現在のように、オシャレとしてネイルアートを楽しむようになったのは、かなり最近のことなんですね。

美月(みつき)

運勢を知って今やるべきことがあります。

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