コラム

2020/8/14(金)

日本人は休むのが下手?

暑さが厳しくなってきて、なかなかやる気が出ないという方も多いかもしれません。肉体的な疲れでやる気が出ない場合は、体の休息が必要になりますが、同じように大切なのが心の休息です。私たちは気付かないうちに「あれもしなきゃ」「これもしなきゃ」と、「しなければならないこと」に追いかけられているところがあります。これから夏休みを取られる方も多いでしょうから、本当の意味で「休む」ために必要なことを見ていきましょう。

お休みの日に、本当にやりたいことをして楽しめたなら、それはとても良い休日になります。でも「掃除をしなきゃ」「メールの返信をしなきゃ」と「しなければならないこと」を気にかけながらだと、なかなか心の休息にはなりません。ダラダラと寝ながら過ごして体を休めることは出来ていても、心のなかでは「しなければならないこと」に追いかけられていないでしょうか? ときには、すぐに掃除やメールをしない自分自身を責めてしまうことも多いです。そのように自分自身を攻撃していると、さらに動きにくくなる可能性も高くなります。

「やらなくちゃ」と思っていることが、その日にしなくて済むことだったら、いっそ「しない」と決めてしまいましょう。または、何時になったらやると決めて、それまでの時間は「やらなくちゃ」と考えるのを避けて、他のことを楽しんでください。もしくは「やらなくちゃ」と思うと疲れるので、先に片づけてしまっても、もちろんかまいません。この「やらなくちゃ」から解放されて、心の休息時間を持つことが本当の意味で「休む」ということです。

日本人は、よく休むのが下手だと言われます。真面目な性格や気配りの精神から、あれこれ考えてしまうのが原因なのかもしれません。でも、コロナでの自粛中に「一日や二日休んでも、特に大きな支障はない」と感じた方も多いのではないでしょうか? 休むことは悪ではありません。どうせ休むなら、心身ともにしっかり休んで良い休日にしましょう。

京(きょう)

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