衣替えをしたら、昨年の夏服がキツくなっていた……なんてことはありませんか？　夏に向けてダイエットをされている方も多いでしょうが、食事制限や運動だけでなく、脳内の物質にも注目してみましょう。今回は、ダイエットに効果があるかもしれない脳内物質についてご紹介します。

何かに集中したり興奮した状態にあると、脳内では「ドーパミン」という神経伝達物質が分泌されています。集中しているときは空腹を忘れてしまいますが、そんなときも脳内ではドーパミンが出ていて、食欲を抑制しているんです。ということは、ドーパミンを積極的に分泌させれば、ダイエットの苦労が軽減されるのではないでしょうか。

ランナーズハイのような激しい運動以外で、ドーパミンが分泌されるのは「恋しているとき」「趣味に熱中しているとき」「好きな映画やドラマを観ているとき」「好きなものを食べているとき」など。ドーパミンは快感物質なので、嫌なことをしていると分泌されません。とにかく好きなことや心地良いことに熱中しているときに、ドーパミンが多く分泌されるということを覚えておいてください。お腹が空いたら集中出来るものに取り組み、それによって空腹をまぎらわしてみると、ダイエットの辛さも忘れられるでしょう。