
月明かりのしたで~感覚でふれる小さな灯り~

静かな夜の中で、ふと心がゆるむ瞬間。
月明かりのしたで誰にも見せない本当の気持ちがこぼれていくような、そんなやわらかい時間を大切にしたくて。
かたちにならない想い、ことばにできない感覚。
それでもたしかにそこにある“ぬくもり”をやさしくすくい上げて綴っていきます。
わたしの感覚が、あなたの心にそっと触れたとき、それが小さな灯りとなって、あなた自身の“気づき”や“癒し”の種になればと願っています。
月の光のように静かに、でもたしかに届くものがあると信じて。
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鑑定師の月明ルナです。
クリスマスって聞くだけでふと楽しい気分になる瞬間があります。
街の音や光に心が少しだけ浮き立つような感覚。
でも同時に
「あ、もうそんな歳でもないな」なんて思ったりもして。
子どもの頃や、もっと若かった頃のクリスマスを理由もなく思い出します。
あの頃は先のことなんて何も考えずに、ただ“その日”を待つことが楽しかった。
空気そのものが特別だった気がします。
今はもう同じようには楽しめないかもしれない。
思い出が増えた分だけ少し切なさが混じる。
それでも不思議とクリスマスを嫌いにはなれなくて。
楽しい気持ちもある。
懐かしさもある。
少し距離を置きたい気持ちもある。
どれか一つじゃなくてその全部が今の私。
大人になるって無邪気さを失うことじゃなくて、
いろんな感情を同時に抱えられるようになることなのかもしれません。
今年のクリスマス
きっと私は少し懐かしくて、少しあたたかい気持ちで過ごします。
そしてこの文章を読んでくれたあなたへ。
もし今楽しい気持ちと一緒に、言葉にしづらい感情も浮かんでいたらそれはとても自然なことです。
誰かと比べなくていいし
答えを出さなくてもいい。
今のあなたのままでこの時間を過ごしてくださいね。
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鑑定師の月明ルナです。
12月は1年の終わりが近づくにつれて、嬉しさと寂しさが同時にやってくる不思議な月です。
街の灯りはきらきらしているのに、どうしてか心だけが少し追いこされてしまうような。
「今年わたし何ができたんだろう」
「来年はどんな1年になるんだろう」
そんな“ゆるいざわざわ”を抱えて胸の奥がいつもより少しだけ敏感になる季節でもあります。
だからこそ12月は
心に優しい過ごし方をしてあげることが大切になります。
1. 今年の自分を、そっと労わる時間をつくる
がんばった日もがんばれなかった日もどれも全部あなたの一年です。
「わたしよく生きたな」
「今年もここまで来れたんだな」
そんなふうにほんの少し自分を肯定する時間をつくってあげてください。
忙しさの中で置き忘れてきた感情があれば、それをひとつずつ拾い直してもいいんです。
2. がんばれない日があってもいい
12月は心が揺れやすい月です。
楽しそうな空気の中で逆に寂しくなることもある。
周りの幸せと自分の気持ちを比べてしまうこともある。
でもね…
無理に元気にならなくていい。
落ち込む日も、ひと休みしたい日も冬の一部みたいなもの。
“今日はこのままでいいよ”と自分に言ってあげてください。
3. 心があたたかくなる「小さな習慣」をひとつだけ
大きな変化はいりません。
たったひとつでいいんです。
・お気に入りのハーブティーを飲む
・寝る前に1分だけ深呼吸をする
・好きな香りのスプレーを枕にひと吹き
・外の空気を吸いながら空を見上げる
その小さな行動だけで心の温度はほんの少し戻ってきます。
4. “来年の自分”にちいさく期待する
12月になると来年の目標をたくさん立てなきゃ…と
焦ってしまう人が多いけれど、そんな必要はありません。
来年のあなたが“今より少しだけやわらかく自分を愛せるようになっていますように”
そのくらいの願いで十分です。
未来をぎゅっと握らずそっと預けておく月だと思ってください。
最後に
12月は一年の中でいちばん心が揺れる月かもしれません。
でもその揺れはあなたが一年をちゃんと生きた証であり、心が少しずつ成長しているサインです。
どうか今年の終わりを自分に優しく過ごしてあげてくださいね。
あなたの12月が温かくて、静かで、やわらかい時間で満たされますように。
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鑑定師の月明ルナです。
伝えたい気持ちと、
伝えないほうがいいのかもしれない気持ち。
この二つは遠く離れているようでいて、実は紙一重のところにあります。
“伝えたい”と思うのは、本当に大切だから。
傷ついた気持ちも悲しさも、誤解してほしくない想いもちゃんと知ってほしいからです。
今回の私はその気持ちに素直になりました。
怖くても、涙が出てもそれでも伝えなければ前に進めないと感じたから。
言葉にした瞬間、関係が揺れるかもしれない不安を抱えながらそれでも一歩を踏み出したのです。
でも伝えたからといってすぐに心が軽くなるわけではありません。
後悔はしていない。
言葉にしたことは今でも正しかったと思っている。
それでも胸の奥には、静かに揺れる瞬間があります。
「これでよかったのかな…」
「重く受け取られてないかな…」
「ちゃんと伝わったかな…」
伝えたあとのこの揺れは、
決して“間違えた”証拠ではありません。
むしろ、本気で向き合い本気で大切に思った証拠なんです。
そして気づくのです。
“伝えない優しさ”も、
“伝える勇気”も、
その根っこにあるのは同じもの
愛と優しさだということ。
相手を思うからこそ飲み込む言葉があり、相手を思うからこそ伝えるべき言葉もある。
どちらを選んだとしても、自分が弱いわけでも間違えたわけでもありません。
泣いた自分も、揺れている自分も、勇気を出した自分も、その全部が“だれかを大切に思う人”として、とても美しいのです。
もし今、あなたの胸の奥にも「伝えたいのに伝えられない言葉」があるのなら。
あるいは、「伝えた後の揺れる気持ち」を抱えているのなら。
どうかそれを間違いだと思わないでください。
言えなかった日も言えた日も、
そのどちらにもちゃんと“優しさ”があって、あなたの心はまっすぐに誰かへ向いていました。
人と向き合うことはときに自分の心と向き合うことでもあります。
痛む日があっても迷う日があってもいい。
その揺れはあなたの心が確かに生きている証です。
今日のあなたが少しでも軽くなりますように。
そしてあなたの優しさがあなた自身を傷つけませんように。
ここに来てくれてありがとう。
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不思議なんです。
特別な理由があるわけじゃないのに、ふと「あの場所に行きたい」と思う瞬間があります。
福岡の街はにぎやかで活気があります。
人の声や車の音が重なり合って、日常のリズムが絶えず流れている。
その中に時間の流れが少しだけゆるやかになるような、やさしい空気をまとった場所があります。
鳥居をくぐると街の音が静かに遠ざかっていき、心の中にやわらかな静けさが広がります。
風が頬をなでるように優しく、胸の奥がふっと穏やかになる。
その瞬間まるで抱きしめられているような安心を感じます。
私にとってその場所はお願いをするための場所ではなく、心を整えるための場所です。
神様に“何かを叶えてください”と伝えるよりも、「今日もここに来られました」とそっと心の中でつぶやきたくなる。
にぎやかな街の中にある静けさ。
そのコントラストが私の心にも同じように存在している気がします。
どんなにざわつく日々の中でも、心の奥にはちゃんとやさしい場所がある。
その静けさとつながるために、私はきっとこの地に導かれているのかもしれません。
もうすぐまたあの場所へ行きます。
今年はそれが最後の福岡。
少しだけ切なさもあるけれど、その分だけ心をまっすぐに整えて、あの空気の中で静かに“ありがとう”を伝えたいと思います。
風がやさしく吹くたびに感じるんです。
「いつも、ここにいるよ」と。
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11月の空気は、どこか静かです。
季節の音が少しずつ小さくなって、心の声が聞こえやすくなるような時期。
外が冷えてくると人は自然と“あたたかさ”を探します。
大きな喜びや派手な出来事ではなくて、そっと寄り添うような小さなぬくもり。
ホットドリンクの湯気。
湯舟につかった瞬間のふぅ…という息。
ベッドの中の柔らかい毛布。
何気なく見たSNSで見つけた優しい言葉。
スマホ越しでも繋がれた感覚。
それは誰かに見せるためじゃなく、自分の心をそっと抱きしめるための時間です。
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと動かなきゃ」
そんな気持ちが強くなると、
自分に厳しくしすぎてしまうこともありますが
11月は、急がなくていい季節だと思うのです。
うまくできなかった日も、考えすぎて何も進まなかった日も、それでも心はちゃんとあなたと一緒に生きています。
がんばれない日があっても大丈夫。
動けない時間にも意味があるから。
「今日できた小さなこと」を一つだけ思い出してみる。
起きられたこと、外に出られたこと、
好きな歌を聴いたこと、好きな人の顔を思い出して少し胸があたたかくなったこと。
そういう瞬間が心の灯りをそっと守っています。
静かな季節に静かな自分でいていい。
どこにも急がなくていい。
この11月が、あなたの内側にある温度をそっと取り戻す時間になりますように
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泣いたあと静かな部屋の中で、ふと自分の心がほんの少しだけ軽くなっていることに気づきました。
まだ痛みは消えていないし、誰かを思い出すたびに胸がきゅっと締めつけられる。
それでも、あの夜よりは少しだけ呼吸がしやすい…
そんな瞬間が確かにあるんです。
人はきっと苦しみの中で“変わる”んじゃなくて、
苦しみを“抱えたまま”優しくなっていくんだと思います。
痛みを知った分だけ人に寄り添えるようになって、
あの時の涙もちゃんと意味を持っていたと気づける日がくる。
無理に強くならなくても大丈夫です。
誰かを想って流した涙は、もうすでにあなたの中の“強さ”の証だから。
もし今まだ心が追いつかない夜を過ごしているなら、どうかそのままでいてください。
焦らなくていいし無理に笑わなくてもいい。
あなたの中にはちゃんと光があります。
その光は今も消えていません。
いつか必ず、その光があなたをまた優しくあたためてくれる日が来ると私も信じています。
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頭ではわかっているのに、心がついてこない時があります。
「この気持ちは手放さなきゃ」「前に進まなきゃ」
そう思っても胸の奥ではまだ何かがうずいていて、
涙が静かにこぼれてしまう。
でもその追いつかない時間こそが、心がゆっくり形を変えていく大切な過程なのだと思います。
悲しみも、怒りも、嫉妬も、どれもあなたの中にある大切な一部。
ネガティブに見える感情ほど、本当は「誰かを大切に思っていた証拠」なんです。
だから無理に光の方だけを見ようとしなくて大丈夫。
影の中にいる時間もちゃんと意味があって、その暗闇の中でしか見えないやさしさもあるから。
心が追いつかない夜は、ただ静かに自分の中の声を聞いてあげてください。
「今はまだ苦しいけどそれでも私生きてる」そう思えたらそれだけで100点なんです。
そして……
鑑定師である私も、今まさにそんな闇の中を歩いています。
それでも伝えたい…この道の先にはきっと小さな光があるということ。
一緒に、少しずつ強くなっていきましょう。
光を信じられない夜も、あなたの中にちゃんと生きようとする力があることを私は知っています。
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気づけば私のそばにはいつもオラクルカードがあります。
鑑定のときも、自分の心を整えたいときも、自然と手が伸びていることに気づくんです。
オラクルカードは占いというより、心を映す鏡のような存在。
優しい絵柄や言葉に触れるたび、心の奥が静かに整っていくのを感じます。
どんなときも必要なメッセージは、その瞬間の私にぴったり寄り添ってくれる。
まるで「大丈夫、そのままでいいよ」とささやいてくれているようです。
私の手元には、20種類以上のカードがあります。
それぞれがまるで違う性格を持っていて、その日のエネルギーや空気感によって引かれるように手が伸びるデッキが変わります。
鑑定の前には、その日のインスピレーションで10種類ほどを準備します。
そしてお客様とつながった瞬間に、この方にはこのカードが合うと感じたデッキを中心に展開していくんです。
カードを選ぶというより、カードが自然と導かれてくるような感覚に近いかもしれません。
オラクルカードは未来を決める道具ではなく、今の自分を優しく見つめるためのツール。
時には背中を押してくれたり、時には「少し休んでいいよ」と伝えてくれたりします。
私にとってカードは、答えを完璧に出すためのものではなく、心を整えるための小さな灯りのような存在です。
これからもその灯りを、皆さんの心にそっと届けていけたらと思っています。
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ある場所に行くと不思議と「帰ってきた」と思えることはありませんか。
私にとってはそれが福岡です。
縁もゆかりもないのに、空港に降り立った瞬間から空気がやさしく包み込んでくれる。
胸いっぱいに息を吸い込むと「おかえり」と声をかけてもらったような気分になり、緊張していた心がすっとほどけていきます。
自然と口から「ただいま」と漏れてしまうのです。
その感覚はとても不思議で、けれどあたたかい。
初めて訪れたときから、どこか懐かしく、ずっと昔から知っていたような気持ちになりました。
理由なんて必要なく、ただそこに立っているだけで心が落ち着くのです。
まるで魂が「ここが帰る場所だよ」と静かにささやいてくれているかのように…。
人は誰しも生まれる前に「学びたいこと」や「出会いたいご縁」、そして「帰る場所」を決めて生まれてくるといわれています。
だからある土地に不思議な安心感を覚えたり、初めて出会った人に懐かしさを感じたりするのは、偶然ではなく必然。
魂が選んできた道の途中に、あらかじめ用意されていたサインなのかもしれません。
生きているとときには迷ったり、思い通りにならないこともあります。
「どうしてこんな道を歩いているんだろう」と不安になる日もあるでしょう。
でもあとから振り返れば「あの経験があったから今につながっている」と思える瞬間が必ず訪れます。
その導きこそが、魂が選んできた道なのだと思います。
だから今歩いている道がたとえ苦しく感じられるときがあったとしても、意味のないものはひとつもありません。
その道もまた、あなたの魂が選んできた大切な体験のひとつ。
安心して進んでみてください。
小さな一歩でもそこに込められた思いが未来へと続いていきます。
そして思い出してみてください。
あなたにとって「帰ってきた」と心から感じられる場所はどこでしょうか。
それは土地かもしれないし、人かもしれない。
あるいは何気ない時間や、言葉のひとつかもしれません。
その感覚は魂が選んできた道を思い出すためのサインです。
どうかそのサインを大切に受けとめてください。
きっとあなたの魂はこれからも必要な出会いや気づきへと導いてくれるはずです。
6


大切にしていた景色が思いがけず途切れてしまうと知ったとき。
胸の奥がしんと冷えて、言葉が見つからなくなりました。
当たり前に続くと思っていたからこそ、その知らせは大きな切なさとなって押し寄せてきます。
過去のできごとと重なり、不安や寂しさが激しく揺れ動きました。
それでも、ほんのひとことの「大丈夫だよ」がこぼれる涙の中で心を支えてくれたのです。
言葉のもつ力を改めて感じた瞬間でした。
私が見ているのはほんの一部にすぎません。
その裏には、きっと誰にも言えない葛藤や苦しさもあったのでしょう。
そう考えると、切なさと同時に「どうかこれからも輝いていてほしい」という祈りが自然に生まれてきます。
そして気づいたのです。
どれだけ願っても変わらないものは存在しない。
だからこそ今を大切に生きる事が何より大切なのだと。
先延ばしにせず、やりたいと思ったことをやってみる。
その小さな一歩が未来を優しくかたちづくっていくのだと思います。
切なさを抱えながらも、余韻ごと抱きしめて今日を歩いていきたい。
その気づきが静かに私の中に残っています。
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