コラム
2019/1/13(日)
呼吸の仕方に気を付けましょう

風邪やインフルエンザに注意したい季節です。予防には、うがいや手洗いが基本ですが、呼吸の仕方にも気を付けてみましょう。
人は、口呼吸をする人と鼻呼吸をする人に分けられます。オススメしたいのは鼻呼吸なんですが、今回はどうして口呼吸が良くないのか見ていきましょう。
まず、口呼吸をしていると免疫力が低下すると言われています。空気中には、埃や細菌、ウィルスなどがたくさん存在していますが、それらをダイレクトに吸い込んでしまうと、喉のリンパ組織や肺がダメージを受けてしまい、慢性的な細菌感染状態になる可能性があるんです。
免疫機能がおかしくなって、風邪をひきやすくなったり、喘息やアトピーなどのアレルギー症状の原因になることも。
他にも、口呼吸が原因となることがあります。たとえば、口呼吸をしていると唾液がすぐに乾いて口の中が乾燥するので、細菌の活動抑制や歯の再石灰化も出来なくなり、虫歯や歯周病の進行が早くなる可能性が高いです。
また、口を開けていると、どうしても舌は喉の方に下がってしまい、いびきをかきやすくなります。
さらに舌が下がると、睡眠時無呼吸症候群の危険性もあるでしょう。歯並びやあごの歪み、頬のたるみを引き起こす可能性もあります。
一般的に、日本人は欧米人よりも口呼吸をする人の割合が高いそうです。無意識にやっている行為を変えるのは難しいですが、出来るだけ鼻呼吸をするようにしましょう。
鼻呼吸をするコツは、まず鼻の通りを良くしておき、常に舌を上の口蓋にくっ付けておくように意識してみてください。