風水やカラーセラピーにおいて「赤色」は、情熱的・積極的・エネルギーに満ちているといった意味を持っています。感覚として、何となくそうなのかなと感じますが、科学的にはどうなのでしょうか？
今回は赤色に関する研究について見ていきましょう。

ある研究によると、赤色を見た人はより速く動くことが出来るそうです。これは、人間の脳に「赤色は危険だ」という認識が刷り込まれているから。
人は、怒ったり攻撃をするときに顔が赤くなります。そんな人に近づいてはいけない、早く逃げた方が良いと本能的に感じるんですね。

でも、赤色を見ることで、すべての人がより早く動けるようになるわけではありません。それは、脅威にさらされたと感じて混乱してしまうこともあるからです。
驚いたときや恐怖を覚えたときなど、体が固まって動けなくなることがありますよね。
実験では、赤い色の服を着ている相手と競争したスポーツ選手は、より動きが鈍くなったという結果が出ました。

結局、赤色がもたらす効果は、受け取る側次第ということなのでしょうか。
ただ、男女とも赤色の服を着ている人には魅力を感じ、ロマンスに陥りやすいと言われています。恋愛の勝負どころでは、赤色を身に着けるのは悪いことではないでしょう。